琵琶湖のアユ漁が解禁となり、船から次々と水揚げされる稚魚(2日午前7時20分、大津市本堅田2丁目・堅田漁港)

琵琶湖のアユ漁が解禁となり、船から次々と水揚げされる稚魚(2日午前7時20分、大津市本堅田2丁目・堅田漁港)

 琵琶湖を代表する漁の一つ、アユ漁が2日、解禁された。初日の漁獲量は4・8トンで平年(5・4トン)の9割だった。県水産課は「地域で漁獲量にばらつきはあるが、琵琶湖全体では(昨年と比べて)大きな増減はなく、回復傾向を維持している」としている。

 アユ漁は毎年12月から翌年8月まで行われる。稚魚は「氷(ひ)魚(うお)」と呼ばれ、主に県内で河川放流や食用に養殖され、「湖産アユ」として全国に出荷される。初日の漁獲量でみると、2016年が1・1トン、17年は2・4トンと不漁が続いたが、昨年は6・1トンに回復していた。

 この日は、県内の15漁業協同組合が午前6時以降、操業を始めた。堅田漁港(大津市本堅田2丁目)では、雨が降りしきる中、午前7時ごろに5隻の漁船が沖合から続々と港に戻ってきた。「えり」と呼ばれる定置網で取れた氷魚を、養殖業者が船の水槽からざるですくい、手際よくいけすに移していた。

 堅田漁協の今井政治副組合長(70)は「(初日の)今日の漁獲量は昨年の半分くらいだったが、記録的不漁だった16年を経験しているのでまだましだ。たくさん捕れたところもあるようなので、琵琶湖全体のことを考えると良かったのでは」と話した。