豪雨から1年を迎え、土砂崩れがあった現場で営まれた追悼式(7日午前9時21分、綾部市上杉町・施福寺集落)

豪雨から1年を迎え、土砂崩れがあった現場で営まれた追悼式(7日午前9時21分、綾部市上杉町・施福寺集落)

 昨年7月の西日本豪雨で3人が死亡した京都府綾部市上杉町・施福寺集落は7日、土砂崩れ発生から1年を迎えた。市は同日、現場で追悼式を行い、遺族や住民、行政関係者など60人が「悲しみ、苦しみをけして繰り返さない」と、災害から命を守る決意を新たにした。

 遺族代表で、三男孝信さん=当時(36)=を亡くした笹井定昭さん(69)は「むなしさと悔しさ、悲しみを今も常に感じる。皆様には二度とこのような悲しい思いをしていただくことの無いよう、被災者として災害の怖さと教訓を伝えたい」と追悼の辞を述べた。

 山崎善也市長は「自然災害をなくすことはできないが、事前に備え、被害を抑えることは可能。豪雨の教訓を生かし、将来に備えねばならない。同じ悲しみや苦しみを決して繰り返さない。全力を尽くす」と、市の防災強化と市民の避難意識向上を誓った。

 追悼式には住民30人のほか、犠牲となった3人を捜索した陸上自衛隊、土砂崩れが起きた裏山の対策工事に取り組む京都府の関係者らも出席し、黙とうのあと献花した。式後、住民たちは山崎市長と豪雨時の避難態勢などについて意見を交わした。