かがり火が川面を照らす中、巧みにウミウを操る沢木鵜匠(宇治市宇治の宇治川)

かがり火が川面を照らす中、巧みにウミウを操る沢木鵜匠(宇治市宇治の宇治川)

 今シーズン初めての「宇治川の鵜飼(うかい)」が6日夜、京都府宇治市宇治の宇治川であった。約1週間遅れの開幕を待ちわびた観客らが、船上や川岸から夏を告げる伝統行事を見つめた。

 本来は1日に始まる予定だったが、宇治川の増水が続いたため開幕が遅れていた。この日は、午後6時半ごろから観覧客を乗せた乗合船が出航。風折れ烏帽子(えぼし)に腰蓑(こしみの)の伝統衣装に身を包んだ鵜匠の沢木万理子さんが鵜舟に乗って姿を現し、かがり火が川面を照らす中で鵜飼が始まった。

 沢木さんは「ホーウ、ホーウ」と声を掛けながら、追い綱を引いて6羽のウミウを巧みに操った。ウミウが見事に魚を捕らえて吐き出すと、観客から拍手と歓声が起こった。

 今季の鵜飼は9月30日まで。乗合船からの観覧は大人2千円、小学生千円。乗船受付は午後5時からで、乗船は7、8月は同6時半、9月は同6時から。

 宇治川の鵜飼では、2014年にウミウの人工ふ化に初めて成功。人工ふ化で生まれたウミウは「ウッティー」の愛称で親しまれており、今季は4羽が登場する予定。今年は、ウッティーの追い綱に光るテープとウッティのマーク入りストラップを付け、観客に分かりやすくしている。