洛星-大江 7回表洛星2死二、三塁、中前に同点打を放つ斎藤(太陽が丘)

洛星-大江 7回表洛星2死二、三塁、中前に同点打を放つ斎藤(太陽が丘)

 主将の田村、打撃を引っ張った畑、エースの谷本。全国屈指の進学校・洛星で勉強と野球の両立に悩みながら3度目の夏を迎えた3人が要所で意地を見せた。2017年秋以来の公式戦白星をつかみ、田村主将は「勝つことは本当に難しいことだと思った」と喜びをかみしめた。

 初回に3失点した後、畑が反撃ののろしを上げた。三回、中越え三塁打を放つと敵失の間に一気に本塁を陥れた。五回は中犠飛を打ち「チームを元気づけられた」。七回に後輩の連打で追いついた。延長十回。1死一、二塁から、ナインを鼓舞し続けた田村主将が遊撃へ強いゴロを打ち、併殺を狙った相手の敵失を誘った。

 練習は約2時間で午後6時に終わる。医学部志望の右腕谷本は「時間がないので気分に左右されずに野球も勉強もやってきた」。失点しても緩急を生かした投球に徹し、九回のピンチは直球勝負で切り抜けた。中村監督は「3年生は覚悟を持って野球をやっている。洛星野球の伝統をつないでくれた」とたたえた。

■大江、9人で戦い抜き笑顔

 大江は助っ人2人を加えてぎりぎりの9人で挑み、延長十回を戦い抜いた。加藤主将は「チームが一つになった。大江で野球ができたことを誇りに思う」とすがすがしい表情だった。

 初回に石本と松本の適時打などで3点を先制。五回には2年の高尾が大会第1号の左越え本塁打を放ち「まじかと思った」。149球を投げた左腕の元は「楽しかった」と笑顔。加志村監督は「選手は120点満点」とねぎらった。