山口城跡で、茨木さん(右)の解説を聞く参加者たち(京都府宇治田原町郷之口)

山口城跡で、茨木さん(右)の解説を聞く参加者たち(京都府宇治田原町郷之口)

 戦国時代の「本能寺の変」に際し、徳川家康が大阪・堺から領地の三河(愛知県)へ逃れる際に通ったとされる「伊賀越え」の道をたどるウオーキングイベントがこのほど、京都府宇治田原町内であった。町内外の19人が郷土史家の解説を聞きながら、同町郷之口から湯屋谷までの約4キロを歩いた。

 同町が主催し、湯屋谷から奥山田まで歩いた昨年度に続き開催した。郷土史研究の住民団体「宇治田原の歴史を語る会」の茨木輝樹会長(76)が案内役を務め、宇治市や京都市などのほか、家康が生まれた愛知県岡崎市からも参加があった。

 茨木さんはスタート地点付近にある山口城跡で、かつてあった城で家康が休憩したことを解説。その後、山口城の裏門の遺構とされる寺院の門や、伊賀越え当時の旧道のルートなどを紹介しながら、参加者を案内した。目的地の「宗円交遊庵やんたん」では、家康と地域の関わりについて講演した。

 参加者の男性(80)=宇治市神明=は「家康が歩いた場所に関心があった。興味深い話が聞けた」と満足していた。