新年の縁起物「福かさね」を準備する神楽女たち(京都市伏見区・伏見稲荷大社)

新年の縁起物「福かさね」を準備する神楽女たち(京都市伏見区・伏見稲荷大社)

 初詣の参拝者に授与する「福かさね」の準備が3日、京都市伏見区の伏見稲荷大社社務所で始まった。絵馬や稲穂などの縁起物を神楽女が丁寧に組み合わせて束ねていくと新年の華やいだ雰囲気に包まれた。


 魔よけや開運、豊作への願いを込めた「福かさね」には、朱塗りの「守矢(まもりや)」や来年の干支(えと)を描いた絵馬、神木の杉の葉、稲穂が組み合わせられている。絵馬の図柄はネズミがユズとともに描かれたり、米俵を抱えていたりといった愛らしい感じで、京都市在住の日本画家由里本出さんが原画を手掛けた。
 初めて準備に携わった神楽女の女性(18)=山科区=は「新年が穏やかな年になるよう、また気持ちよく令和2年の始まりを迎えてほしいとの思いを込めて作っています」と話した。
 年末までに約1万5千組を用意し、正月から2500円で授与する。