着ぐるみのクマから逃げる児童たち(高島市マキノ町寺久保・マキノ西小)

着ぐるみのクマから逃げる児童たち(高島市マキノ町寺久保・マキノ西小)

 ツキノワグマの目撃情報が県内で相次ぐ中、滋賀県警高島署は10日、高島市マキノ町寺久保のマキノ西小で、クマが小学校の敷地内に侵入したという想定で避難する事故防止教室を開いた。署員が着ぐるみを着た「親子グマ」も登場し、児童らはクマと遭遇した際の冷静な対処方法を学んだ。

 同署によると、市内では今年に入り21件のクマの目撃件数があり、昨年1年間(33件)の半数を超えている。先月には同市今津町の民家で、住人の男性がクマにかまれ軽傷を負う事故が起きた。同小の近くで目撃情報が多いため企画した。

 全校児童約70人が参加した。署員が独特の臭いや看板の爪跡からクマが近くにいることを察知できると説明し、遭遇した時の心得として「大声を出さない」や「走って逃げない」など五つを挙げた。

 説明の途中、着ぐるみのクマ2頭が侵入してくると、児童らは大声を上げて逃げ回った。署員は心得が守られていないと指摘し、児童らは「五つの対策」を大声で唱和した。