生還した選手と喜ぶ洛南の山村監督(左端)

生還した選手と喜ぶ洛南の山村監督(左端)

 第101回全国高校野球選手権京都大会は11日、太陽が丘で2回戦1試合を行い、洛南が11-4で園部に八回コールド勝ちした。

 泥だらけの洛南ナインが6年ぶりの夏の勝利をつかんだ。4安打4打点の大野は「監督に初勝利をプレゼントしたかった。打ち勝つ野球ができた」と満面の笑み。京都初の女性監督として就任5年目の山村監督は、校歌を歌う14人の選手を笑顔で見守った。

 雨でぬかるんだグラウンドを味方につけた。四回1死一、三塁で藤原雅が内角直球をバントで三塁線に転がすと、野手の悪送球を誘って3―0とリードを広げた。「このグラウンドなら打球が弱まると思った」と藤原雅。続く山本は強い二ゴロで野選を誘い、さらに後続の連続適時打でこの回一挙5点を挙げた。

 時折雨が強まる中、左腕の藤原大は「マウンドをしっかり固めて体が開かないように投げた」。内野陣は堅実な送球に徹し、もり立てた。

 2015年春に就任した山村監督は試合前の夜、無料通信アプリLINE(ライン)で3年生に「今年は勝利をプレゼントしてほしい」とメッセージを送った。「練習メニューからすべて任せられたチーム。選手に頼ってもいいかなと思い、初めてお願いした」と成長を喜んだ。