滋賀医科大付属病院(大津市)の治療講座閉鎖の決定で治療ができなくなるとして、特任教授の医師が11日までに、大学側に治療を妨害しないよう求め、大津地裁に提訴した。9日付。

 訴えたのは前立腺がん患者向けの「小線源治療」を行う岡本圭生医師。

 訴状によると、大学側は岡本医師の講座を12月末で閉鎖すると一方的に決定。手術は6月までとし、その後を経過観察期間とした。一方、岡本医師は12月までの手術受け入れを主張している。滋賀医大は「訴状を確認していない」とコメントした。

 同地裁は、岡本医師や患者の申し立てを受け、5月に大学側の治療妨害を禁止する仮処分決定を出した。大学側は決定を不服として取り消しを求める保全異議を地裁に申し立てている。