大人向けに描かれた明治時代の風刺マンガ雑誌を紹介する展示(京都市中京区・京都国際マンガミュージアム)

大人向けに描かれた明治時代の風刺マンガ雑誌を紹介する展示(京都市中京区・京都国際マンガミュージアム)

 京都市中京区の京都国際マンガミュージアムで、明治時代の風刺マンガを紹介するミニ展示が開かれている。知識人が楽しむ高級雑誌として親しまれた「大人のマンガ」の魅力を伝えている。

 同館地下収蔵庫の貴重な資料に光を当てる「大マンガラクタ館」のコーナーで、荒俣宏館長が企画した。戦前のマンガは政治や人間風刺を1コマで展開する作風が特徴で、画家が手がけたため絵画的価値も高いという。

 展示では、衣服にお金をかける京都の「着倒れ」文化を風刺した作品や、当時の定期刊行マンガ雑誌など約20点を紹介。同館の伊藤遊研究員(45)は「マンガは子ども向けの娯楽と思われがちだが、当時の作品は大人向けでジャーナリズム性もあった。丁寧に読み解くと笑えるはず」と話す。

 7月31日まで。午前10時~午後6時。水曜休み。入館料が必要。