迫力ある動きで母校の生徒たちの演奏を指揮する佐渡さん(京都市中京区・京都堀川音楽高校)

迫力ある動きで母校の生徒たちの演奏を指揮する佐渡さん(京都市中京区・京都堀川音楽高校)

 世界的な指揮者の佐渡裕さんが11日、母校の京都堀川音楽高校(京都市中京区)を訪れた。20日にオーケストラの定期演奏会を控えた同高の生徒たちを、情熱あふれるタクトで指導した。

 佐渡さんは同高の前身である堀川高音楽課程の卒業生。現在はオーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督を務めるほか、欧州の一流楽団で客演を重ねている。

 毎年夏に同高を訪れており、今年は約50人の生徒を前にスメタナの「モルダウ」を指揮。踊るような動きでタクトを振り、拍子や強弱を丁寧に指示した。

 音楽に打ち込んだ高校時代の思い出も語り、「音楽でも会社員でも家庭を守ることでも、一生の中で自分の天職に出合ってほしい」と呼び掛けた。3年薩摩研斗さん(17)は「指揮で若いエッセンスを引き出してくれ、生き生きとした音になった」と感激していた。

 同高の演奏会は20日午後7時から京都コンサートホール(左京区)で開催される。