からくり装置「須弥山儀」など貴重な学術資料が公開された内覧会(京都市下京区・龍谷大龍谷ミュージアム)

からくり装置「須弥山儀」など貴重な学術資料が公開された内覧会(京都市下京区・龍谷大龍谷ミュージアム)

 企画展「龍谷の至宝-時空を超えたメッセージ」(京都新聞など主催)が13日から、京都市下京区の龍谷大龍谷ミュージアムで始まる。12日には内覧会があり、万葉集を再編した国宝「類聚古集(るいじゅうこしゅう)」をはじめとする貴重な学術資料が披露された。

 今年で龍谷大が創立380年を迎えたのを記念した企画展。期間中に76点を並べる。

 「類聚古集」は、平安後期の官人学者藤原敦隆(あつたか)が、難読だった万葉集の歌をテーマごとに分類し直した書籍。現在伝わる唯一の写本で、読み方が併記され、当時どのように発音していたかが分かる貴重な資料という。

 西本願寺歴代宗主の蔵書コレクション「写字台文庫」では、現存する日本最古の「算用記」や医学書「解体新書」の初版本、未完の歌ことば辞書「詞源要略(しげんようりゃく)」などがそろい、歴代宗主の知見の広さが見て取れる。

 ほかにも仏教の宇宙観を表したからくり装置「須弥山儀」や、大谷探検隊が持ち帰った資料もあり、招待客は大学が長い時間かけて創り上げてきた「知の宝庫」に見入っていた。

 9月11日まで。有料。