「社参の儀」で八坂神社へ進む長刀鉾の稚児と禿(13日午前10時17分、京都市下京区)

「社参の儀」で八坂神社へ進む長刀鉾の稚児と禿(13日午前10時17分、京都市下京区)

 祇園祭の長刀鉾(京都市下京区四条通烏丸東入ル)の稚児と補佐役の禿(かむろ)が八坂神社(東山区)を参拝する「社参の儀」が13日、行われた。稚児の中西望海君(10)が、会所前から馬にまたがり四条通を神社へと向かい、前祭(さきまつり)巡行の無事を祈った。

 中西君は午前10時、白馬「そうた号」にまたがって会所を出発。禿の杉本崇晃君(11)と竹内瑛基君(9)が先導し、長刀鉾保存会役員が続いた。

 約50分かけて神社に到着した中西君は、南楼門前で下馬。2人の禿とともに本殿中央から昇殿し、拝礼した。神職から杉の葉でできた「杉守り」を授与された。森壽雄宮司は稚児と禿に「3人力を合わせて元気いっぱい務めてください」と声を掛けた。

 社参の儀は「お位もらい」とも呼ばれる。稚児はこの日から「正五位、少将」の位を得て、10万石の大名と並ぶ格式を持つという。儀式を終えた稚児は「神の使い」として扱われる。