京都共栄-鳥羽 8回表京都共栄無死一、二塁、四球を与え、マウンドで厳しい表情を浮かべる鳥羽の吉賀(あやべ)

京都共栄-鳥羽 8回表京都共栄無死一、二塁、四球を与え、マウンドで厳しい表情を浮かべる鳥羽の吉賀(あやべ)

 第101回全国高校野球選手権京都大会は13日、わかさスタジアム京都など3球場で2回戦9試合を行い、シードの鳥羽が2-5で京都共栄に逆転負けを喫し初戦敗退した。

 鳥羽最後の打者となった村上は二ゴロに倒れた後、膝をつき、雨に打たれたまましばらく動けなかった。春4強の伝統校が11年ぶりに初戦で姿を消した。

 初回に2点を先制したが、京都共栄の継投策に勢いを断たれた。四回は無死三塁、六回は一死満塁と攻めながら、あと1本が出ない。逆に中盤の守りでリズムを崩し、逆転を許した。3安打の西村は「何と言っていいか、こんな気持ちは初めて」と唇をかんだ。

 今春就任した松下監督は「ここまで本当に苦しい時期が続いた」と打ち明ける。春季府大会は準決勝と3位決定戦でともにコールド負けし、選手は自信を失ったという。今大会の開会式後の練習試合でも大敗。直後のミーティングで「このままでいいのか」「プライドは捨てろ」と選手同士で涙を流して本音をぶつけ合った。

 中心にいたのが主将の吉賀投手。3番手で投げ、追加点を奪われた。それでも「この1週間は一番いい練習ができた。最後にチームがつながった」。穏やかな表情を浮かべた。