古田織部の発想の源泉をたどる企画展の会場(京都市北区・古田織部美術館)

古田織部の発想の源泉をたどる企画展の会場(京都市北区・古田織部美術館)

 「へうげもの」と呼ばれる独創的な作品を生み出した古田織部。その発想の源泉をたどる企画展が、京都市北区の古田織部美術館で開かれている。

 企画展は、織部創案の道具類と南蛮貿易の最盛期に海外から伝わった陶磁器や金工品などを比較展示する。織部ゆかりの茶碗や向付、水指など道具類のほか自筆書状や表具、中国や朝鮮、インドシナ半島から伝来した皿や鉢など計50点が並ぶ。

 「織部焼」の代名詞「緑釉(りょくゆう)」は、ベトナム製の「安南緑釉碗」と色合いが似通う。宮下玄覇館長(45)は「見比べることで、織部が海外の作品をヒントに新たなものを創造していたことが一目瞭然に分かる」と話している。8月25日まで。有料。