同志社大の次期学長に決まり、会見で抱負を述べる植木氏(4日午後2時、京都市上京区・同大)

同志社大の次期学長に決まり、会見で抱負を述べる植木氏(4日午後2時、京都市上京区・同大)

 同志社大の学長に来年4月1日付で就任する植木朝子(ともこ)副学長(52)が4日、京都市上京区の同大で会見した。社会との連携や国際化への対応、多様な背景を持つ学生や教職員が活躍する大学づくりに取り組むと強調。2025年に同大が創立150周年を迎えることに触れ「点で存在する伝統の蓄積を線や面として再構成し、未来を開きたい」と述べた。

 植木氏はお茶の水女子大卒。同大学助手などを経て05年に同志社大文学部の助教授に着任し、07年から教授。17年から副学長を務める。松岡敬学長(64)の任期満了に伴う11月の学長選挙で選ばれた。同大で女性が学長となるのは初めて。任期は4年。

 会見では、ドイツに17年にできたEUキャンパスについて「軌道に乗せていくことが大事。欧米だけでなく、アジアへの視点の必要性も学生に伝えたい」と強調。今年、企業との連携を進める役目を担う高等研究教育院が開設され、大和総研と教育や研究に関する連携協定を締結したと紹介し「優れた業績を発信したい」と力を込めた。

 初の女性学長となることには「偶然の巡り合わせ。『女性学長』と話題にならない時期が来るのが望ましい」と話した。大学での性的少数者の受け入れ体制について問われると「専門の相談窓口の開設など具体的な動きを取りたい」と語った。