京都両洋-山城 延長13回裏京都両洋1死二、三塁、三淵(左)を敬遠して満塁策をとった山城のエース今川=あやべ

京都両洋-山城 延長13回裏京都両洋1死二、三塁、三淵(左)を敬遠して満塁策をとった山城のエース今川=あやべ

 第101回全国高校野球選手権京都大会は16日、わかさスタジアム京都など3球場で3回戦3試合を行った。

 あやべで行われた3回戦の京都両洋-山城は、延長13回タイブレークの末、京都両洋が6-5で山城にサヨナラ勝ちした。

 互いに譲らず、延長十三回から無死一、二塁から攻撃を始めるタイブレークに突入した。山城は得点できず、直後の守備で1死満塁の危機を背負った。エース今川の189球目が明暗を分けた。

 内角直球を投げた瞬間、「指のかかりが悪かった」。球が打者の藤井と重なり捕手の三浦は「ボールが消えた」。思わぬ捕逸での幕切れとなり、左腕はぼう然とホームベース近くで座り込んだ。

 南條監督は「送りバントや走塁などでミスが出た。あと一本が出なかった」と悔しがった。三、四回は満塁の好機で無得点。タイブレークの攻撃ではバントで走者を進められず、笹田主将が二ゴロ併殺に倒れた。

 執念を見せたのは3点をもぎ取った九回だ。伊沢と今川の連続適時打で1点差、さらに清水が同点の中犠飛を放った。土壇場での猛反撃に笹田主将は「一年間練習してきた成果が出せた」。

 南條監督が来春に定年を迎えるため、ナインは躍進を目指していた。今川は「監督から『せめてテレビに映る4強まで行こう』と言われていた。力は出し切ったが監督に恩返しがしたかった」と早い夏の終わりを惜しんだ。