京都府精華町発注の下水道工事の入札を巡る汚職事件で、加重収賄などの罪に問われた精華町元職員の男(44)と、贈賄などの罪に問われた同町の建設会社元代表の男(55)の判決が17日、京都地裁であった。入子光臣裁判長は「公の入札制度をないがしろにする悪質な犯行」として、元町職員に懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金10万円(求刑懲役1年6月、追徴金10万円)、元代表に懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年2月)を言い渡した。

 判決によると、元町職員は昨年10月、精華町内の下水道工事2件の一般競争入札で、最低制限価格の根拠となる非公開情報を元代表に伝え、元代表は見返りに同年12月、現金10万円を元町職員に渡した。

 入子裁判長は判決理由で、元町職員について「元代表からの働きかけとはいえ、職務上知り得た最低制限価格に関する情報を教示しており、入札の公正が著しく害された」と指摘。10万円を受け取ったことに対しては「公務員への社会の信頼を大きく損ねた」と述べた。