1941年12月8日に始まった太平洋戦争での捕虜虐待などの罪で、米軍が旧日本軍のBC級戦犯を裁いた「横浜裁判」は今年で終結から70年。被告数は東京裁判を大きく上回るが、神奈川県弁護士会によるこれまでの調査で、詳細な内容が判明したのは331事件のうち10事件にとどまる。国が裁判記録の氏名を黒塗りで開示するためで、同会の間部俊明弁護士(74)は「研究者には黒塗りを解除し、国民の間で戦争の惨禍を共有すべきだ」と訴えている。

 戦犯処罰を巡り、東京裁判ではA級戦犯28人が起訴、7人が絞首刑となったが、横浜裁判では1039人が起訴、51人に絞首刑が執行された。