あこがれと日常の対比を描き出す「北海道と京都とその界隈」

あこがれと日常の対比を描き出す「北海道と京都とその界隈」

掲載写真や特集した造形作家の作品展示の前で、「北海道と京都とその界隈」を手にする畠山さん(右)と森末さん=京都市中京区・レティシア書房[LF]

掲載写真や特集した造形作家の作品展示の前で、「北海道と京都とその界隈」を手にする畠山さん(右)と森末さん=京都市中京区・レティシア書房[LF]

 北海道在住で京都に愛着を抱く2人が編集・発行し、両地と東京で販売しているタブロイド誌を紹介する「僕らの界隈(かいわい)展」が、京都市中京区の古書店で開かれている。北海道から京都を見つめる文章や写真には、憧れと日常の対比がじんわりと写し出されている。

 「北海道と京都とその界隈」は、2016年4月に創刊。北海道と京都の文化や食、人物を特集し、両地在住者のエッセーも掲載する。書店や雑貨店販売、定期購読など毎号千部を発行している。

 今年4月に10号となったことを記念して同展を開いた。坂本龍一さんやハービー・ハンコックさんのレコードジャケットを担当した造形作家大西重成さんら、誌面で特集した人物の作品を展示、販売。掲載写真や連載を寄せる京都在住の陶芸家の酒器、10号までのバックナンバーなどもある。

 創刊号では「(両地は)対照的な土地のように思われているけれど、実は似ている」と発刊の動機を説明。文章を担当する森末忍さん(56)=北海道弟子屈町=は「京都をこんなふうに面白がっている、という所を見てもらえれば」と話し、デザイナーの畠山尚さん(60)=札幌市=は「北海道を京都の人に問う意味もある」と言う。28日まで。レティシア書房075(212)1772。