当選確実の報を受けた直後、支持者と喜びを分かち合う嘉田由紀子氏(21日午後11時36分、大津市)

当選確実の報を受けた直後、支持者と喜びを分かち合う嘉田由紀子氏(21日午後11時36分、大津市)

 滋賀選挙区(改選数1)は、野党4党の統一候補として挑んだ無所属新人で前滋賀県知事の嘉田由紀子氏(69)=立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党推薦=が、再選を目指した自民党現職の二之湯武史氏(42)=公明党推薦=を1万票以上の差で破り、初当選を果たした。

 2016年参院選に続き野党が共闘。当時の民進党現職の敗北で失った「非自民議席」を奪還した。県内六つの衆参選挙区議席を独占していた自民「1強」に風穴を開けた。自民の参院選連勝は2で止まった。政治団体「NHKから国民を守る党」新人の服部修氏(45)は及ばなかった。

 嘉田氏は、「安倍1強」政治を強引だと批判し、野党共通政策である憲法9条改正反対や10月の消費増税中止などを訴えた。知事を2期8年務めた知名度と実績をアピールし、大票田の大津市をはじめ湖北や湖東地域で票を伸ばした。

 二之湯氏は、安倍政権の経済政策アベノミクスの効果や1期6年の実績を挙げ、政権継続の必要性を強調した。公明との連携に加え、安倍晋三首相ら党幹部が連日県内に入る異例の支援を受けたが、無党派層に浸透し切れず失速した。

 投票率は51・96%で、過去2番目に低かった。