爽やかなブルーが特徴のアオバナを手際よく摘み取る栽培農家(草津市下笠町)

爽やかなブルーが特徴のアオバナを手際よく摘み取る栽培農家(草津市下笠町)

 滋賀県草津市特産のアオバナ(青花)の花が市内の栽培地で満開となっている。生産農家が早朝から、自然染料として重宝されるコバルトブルーの花を丁寧に摘み取った。

 アオバナはツユクサの変種で、国内では草津周辺だけで栽培される。江戸時代からは花の搾り汁からとれる染料が友禅染などの下絵描きに使われている。

 大正時代には約500軒の農家が栽培していたが、戦後の高度成長期に激減。現在は数少ない生産農家となった下笠町の中川正雄さん(89)の畑では、1メートルほどの丈に育ったアオバナの花摘みを6月末から始めた。昼前には花がしぼむため、この日は午前7時ごろから、中川さんと手伝いの男性が青色の花を一輪ずつ摘み取り、かごに入れていった。

 摘み取りは今月末ごろまで続く見込み。