改修工事に入る旧加悦町役場庁舎(与謝野町加悦)

改修工事に入る旧加悦町役場庁舎(与謝野町加悦)

 京都府与謝野町は今月、重要伝統的建造物群保存地区「ちりめん街道」にある旧加悦町役場庁舎(与謝野町加悦)の改修工事に入る。文化財として保全し、地域交流や観光の拠点として活用するといい、来年4月のオープンを目指す。

 旧庁舎は、1927年の丹後大震災でそれまでの庁舎が倒壊したことを受け、29年に完成した。木造総2階建てで高い耐震性を誇った。府指定文化財で、現在も建築時の洋風の外観が残る。日本遺産に認定された「丹後ちりめん回廊」の構成文化財の一つとなっている。

 工事は内外装などの意匠を維持しつつ、建物の構造の補強や老朽化した車寄せの作り直しなどを行う。また、2階の旧議場は天井を木で格子状に区切った格天井(ごうてんじょう)に復元する。工事費は9200万円を見込む。

 改修後、1階には観光案内所を設置するほか、喫茶コーナーやちりめん街道を紹介するコーナーも設置する。

 町観光交流課は「ちりめん街道の玄関口になる。地域住民主体の活用も期待したい」と話した。