作品に登場する高校のモデルとなった京都橘高生徒らのメッセージ集(22日午後6時25分ごろ、京都市伏見区)

作品に登場する高校のモデルとなった京都橘高生徒らのメッセージ集(22日午後6時25分ごろ、京都市伏見区)

 京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、同社が手掛けた人気アニメ「響け!ユーフォニアム」に登場する高校のモデルとなった京都橘高(同区)の生徒代表が22日、現場近くの献花台を訪れた。全校生徒に呼び掛けて集めた手作りのメッセージを供え、犠牲者の冥福を祈った。

 「響け-」は、宇治市出身の武田綾乃さんの小説が原作。架空の北宇治高吹奏楽部を舞台に、部員たちの葛藤と成長を描いた青春群像劇で、京都橘高はマーチングバンドの強豪校として登場する「立華(りっか)高」のモデルとされる。

 事件を受け、生徒会執行部が「学校として何かできないか」と話し合い、メッセージ集づくりを企画。20日にあった終業式で全校生徒に呼び掛け、集まった約80人分のメッセージやイラストをまとめて献花台に置いた。「いつもワクワク楽しめる作品をつくってくださってありがとうございます」「一刻も早い復興を願います」といった言葉を、イラストとともに書き込んだ。

 生徒会執行部の5人が現場を訪れた。2年生の女子生徒(16)は、「学校に関連がある京都アニメーションのたくさんの人たちが被害に遭い、本当にショック。早く復活してほしい」と話した。

 平日で小雨が降る悪天候にもかかわらず、この日も多くの人たちが現場を訪れた。ファンや関係者は、花束や飲み物、スタッフへのメッセージを供え、静かに手を合わせていた。