久御山町消防本部(京都府久御山町)

久御山町消防本部(京都府久御山町)

 今月5日早朝に京都府久御山町消防本部が緊急通報を1時間15分の間受信できなかった問題で、町は23日、消防指令室業務に就くべき時間に仮眠を続けたとして、25歳と22歳の男性消防士を戒告の懲戒処分にした。管理監督責任を怠ったとして、同本部消防署長(54)も戒告とした。

 町によると、当時、指令室は終日1人体制で、1時間交代で業務に当たっていた。午前4時台の担当だった25歳の消防士は別室で仮眠しており、交代の際にいったん起きたが再び眠り、指令室を1時間不在にした。同5時台担当だった22歳の消防士は、役場の宿直職員に起こされるまでの15分間、業務を怠った。

 指令室が不在だった午前4時32分に町内の70代男性が固定電話で119番したが、町消防本部は受信できなかった。男性は隣接の宇治市消防本部が病院に搬送した。腹痛を訴えていた男性の治療に影響はなかったという。

 町消防本部は、5日から指令室を2人体制にしたほか、引き継ぎを指令室で行うことを明記したマニュアルも作成した。処分について信貴康孝町長は「職員一同、全力で信頼回復に努める」とのコメントを出した。