駒形提灯の明かりの下、後祭の宵山を楽しむ人たち(23日午後7時10分、京都市中京区)

駒形提灯の明かりの下、後祭の宵山を楽しむ人たち(23日午後7時10分、京都市中京区)

 祇園祭の後祭(あとまつり)は23日、宵山を迎えた。京都市中心部の新町通や室町通では家族連れらが駒形提灯の明かりで照らされた山や鉾の間を歩き、落ち着いた後祭の風情を楽しんだ。(31面に関連記事)

 時折雨が降る中、浴衣姿の子どもたちが「常は出ません。今晩限り」と独特の節回しで歌い、「厄よけのちまき、お守りどうですか」と呼び掛けた。道を行く人たちは透明のビニールで覆われた山や鉾の飾りを見上げ、通りに面した旧家が披露する家宝の屏風(びょうぶ)を思い思いに眺めていた。

 また各山鉾町の人たちが巡行日の晴天を願う「日和神楽」もあった。193年ぶりに唐櫃(からびつ)巡行で参加する鷹(たか)山保存会の囃子(はやし)方も鉦(かね)と笛、太鼓でコンチキチンの音色を響かせながら四条御旅所に向かった。

 京都府警によると、午後9時の人出は1万人で昨年と同じだった。