サルを捕獲するために設置されたおり(南丹市園部町南八田)

サルを捕獲するために設置されたおり(南丹市園部町南八田)

 京都府南丹市はこのほど、情報通信技術(ICT)を活用した遠隔操作でサルを捕獲する大型おりを同市園部町南八田に設置した。サルの農作物などへの被害防止につなげる。


 同市内のサルは兵庫県丹波篠山市と南丹市を行き来する「園部A群」が生息し、今年8月の調査で52匹が確認されている。60匹に達すると、群れが分裂する恐れがあるといい、被害防止につなげようと捕獲おりを設置することになった。
 捕獲おりは縦横5メートル、高さ1・8メートルで二つの扉が付いており、扉入り口のセンサーでサルの侵入を感知。スマートフォンやパソコンに通知が届き、おり付近に設置されたカメラで様子が確認できる。サルが大量におりの中に入ったタイミングで、ボタンを押すと、扉が閉まる仕組みだ。
 設置場所の近所の男性(73)は「20年くらい前からサルが出始め、農作物が食い散らかされている。屋根の上にのり、雨どいにぶら下がって遊び、壊れたこともある。捕獲してほしい」と話した。