又旅社の前に整えられた「オハケ」と呼ばれる御幣(京都市中京区)

又旅社の前に整えられた「オハケ」と呼ばれる御幣(京都市中京区)

 祇園祭の還幸祭を前に、八坂神社の境外末社の又旅社(京都市中京区三条通黒門西入ル)で23日、3基の神輿(みこし)を迎えるための神事「オハケ清祓(きよはらい)式」が営まれた。

 祇園祭の起源は869年に神泉苑に66本の矛を立て、八坂神社の神輿(みこし)を送ったことにさかのぼる。又旅社はかつての神泉苑の南端に当たり、神社の前には神泉苑の水辺を表す芝(縦約0・6メートル、横約2・1メートル)が敷かれた。「オハケ」と呼ばれる3本の御幣(ごへい)は神輿に乗った神霊が休息する場所といい、八坂神社の神職がおはらいをして清めた。

 祇園祭創始1150年の節目となる今年の還幸祭は中御座、東御座、西御座の3基が24日午後8時すぎに又旅社の前で神輿を一斉に差し上げた後、神事に臨む。