移住を促すポスターを見つめる葛川中の生徒たち(大津市和邇中・道の駅「妹子の郷」)

移住を促すポスターを見つめる葛川中の生徒たち(大津市和邇中・道の駅「妹子の郷」)

 過疎高齢化が進む大津市葛川(かつらがわ)・京都市久多(くた)地域に人を呼び込み、廃校の危機から学校を守ろうと、両地域の子どもたちが通う葛川中の生徒たちが、地元の魅力や現状を伝えるポスターを作った。道の駅「妹子の郷」(同市和邇中)に掲示し、「通えるド田舎」などの印象的なキャッチコピーが観光客らの目を引いている。

 併設の葛川小とともに葛川中は昨年度、校区外からも通学できる「小規模特認校」に市内で初めて指定された。現在、児童・生徒38人のうち17人が校区外から通っている。

 ポスター制作は、同地域への移住促進を目指す小中連携の「KCLプロジェクト」の一環で、3年生4人が取り組んだ。昨年度から地域に関する住民対象のアンケート調査やデザインの学習を行い、ポスター4枚(A2判)を仕上げた。

 山あいの風景や川で冷やした野菜などの写真を使い、のどかな地域の暮らしをアピール。子どもと高齢者が「待った」をかけるように手のひらを突き出し、「誰か少子高齢化を止めてください」と切実なメッセージを訴えるデザインもある。

 3年中西美晴さん(14)は「たくさんの人に見てもらいたい。それが移住につながればうれしい」と話す。プロジェクトを紹介するホームページも開設した。http://kcl-project.com/