宇治源氏タウン銘店会の商店主が、作品のポスターとともに張り出した募金呼び掛け文(宇治市宇治)

宇治源氏タウン銘店会の商店主が、作品のポスターとともに張り出した募金呼び掛け文(宇治市宇治)

学生プロジェクトメンバーの呼び掛けで集まったメッセージカードや折り鶴(宇治市槙島町・京都文教大)

学生プロジェクトメンバーの呼び掛けで集まったメッセージカードや折り鶴(宇治市槙島町・京都文教大)

サロンにいる学生に折り紙を配り、折り鶴を作ってもらうよう頼む学生プロジェクトのメンバーたち(宇治市槙島町・京都文教大)

サロンにいる学生に折り紙を配り、折り鶴を作ってもらうよう頼む学生プロジェクトのメンバーたち(宇治市槙島町・京都文教大)

 「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件は25日、発生から1週間を迎える。同社が本社を置く京都府宇治市は、吹奏楽に打ち込む女子高校生の青春を描いた作品「響け!ユーフォニアム」の舞台でもあり、地元の風景を丹念に描いた作画も人気を集める。作品を通じて同社とつながった地元の人たちによる支援の輪が、広がり続けている。

■京アニに「恩返し」

 同市槙島町の京都文教大では24日、学生が食堂やサロンで、同社への応援メッセージや折り鶴を募った。約2時間の活動で、メッセージカード43枚と折り鶴238羽が集まった。今後も、学内で随時受け付ける。

 「響け-」のファンと地元をつなぎ、盛り上げを図る「響け!元気に応援プロジェクト」が企画した。2015年に始まり、ファンと住民の交流イベントを催している。代表の3年山岡玄弥さん(20)によると、事件への怒りや悲しみがメンバーに広がる中で支援策を考え、大学と連携して実現した。3年松岡稜季(いつき)さん(21)は「『京アニ好きやし頑張ってください』みたいなメッセージをもらい、うれしかった。作品を盛り上げ続けることが支援になると思う」と話す。折り鶴とメッセージは、9月8日に大学で開く交流イベントで展示する。

 「響け-」でも描かれた宇治川右岸の宇治源氏タウン銘店会(同市宇治)では3~4店舗が、対岸の市観光センターでの募金を促す文書を掲示。池本将孝会長(34)は「『聖地巡礼』のお客さんが、商店街に来てくれるようになった。恩返しができればと思っている」と力を込める。

 8月3日に宇治橋通り商店街(同市宇治)で開かれる「クラフトビール夜市」(午後4~10時)では主催の宇治橋通商店街振興組合が募金を呼び掛ける。

 同商店街はこれまでから、作品にちなんだ音楽パレードやブースを京都文教大の学生らと手掛けてきた。

 当日は、作品ファンでつくる「北宇治高校OB吹奏楽団」の演奏や、同大学のプロジェクトがメッセージと折り鶴を募るブースもある。問い合わせは商店街事務局0774(21)2285。