迫力ある舞を披露する文殊菩薩(中央)と2頭の龍=宮津市文珠

迫力ある舞を披露する文殊菩薩(中央)と2頭の龍=宮津市文珠

 日本三景・天橋立を彩る「天橋立文殊堂出船祭」が24日夜、京都府宮津市文珠の智恩寺周辺であった。同寺に残る伝説を基にした文殊菩薩(ぼさつ)と龍(りゅう)の幻想的な海上絵巻に大勢の観客が見入った。

 出船祭は同寺の海上安全祈願祭。文殊菩薩が地上で大暴れしていた悪龍を千年かけて諭し、善龍へと改心させたという「九世戸縁起」を舞で表現する。

 本堂で法要「文殊会(もんじゅえ)」を営んだ後の午後8時すぎ、金銀2頭の龍が廻旋橋(かいせんきょう)に姿を現した。その後、船に乗った文殊菩薩が近くの舞台の上に登場。優美に舞い、荒々しく体をくねらせる龍を説法で鎮める場面を再現した。最後に花火約500発が打ち上がり、迫力ある海上絵巻に華を添えた。