「京都アニメーション」第1スタジオの放火から1週間。献花台には色紙も多く供えられている(25日午前9時27分、京都市伏見区)

「京都アニメーション」第1スタジオの放火から1週間。献花台には色紙も多く供えられている(25日午前9時27分、京都市伏見区)

放火から1週間。「京都アニメーション」第1スタジオの前で顔を覆う女性(25日午前10時56分、京都市伏見区桃山町)

放火から1週間。「京都アニメーション」第1スタジオの前で顔を覆う女性(25日午前10時56分、京都市伏見区桃山町)

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオが18日に放火され、男女34人が死亡、34人が重軽傷を負った事件は25日、発生から1週間を迎えた。スタジオや近くの献花台にはこの日も訪れるファンや近隣住民が途切れず、花を手向けて犠牲者の冥福を祈り、作品への感謝を伝えた。

 献花台には京アニの作品「聲(こえ)の形」などのキャラクターを描いた色紙が供えられた。「今はつらくて作品をみることができません。きっと、いつか、みれると信じて、これから前へ進んでいきたい」と書き込んだものもあった。事件が発生した午前10時半には、焼け焦げた臭いが残るスタジオを前に立ち尽くし、目に涙を浮かべる男性の姿があった。

 高校2年の男子生徒(16)=中京区=は「一人でも多くの人が生きていてほしい」とつづったカードを献花台に置いた。幼少期からピアノを続けてきたが、京アニの「けいおん!」を見て、仲間と一緒に演奏するキャラクターに憧れた。高校では軽音楽部に入ってキーボードを担当しており、「僕の人生に影響を与えてくれた。事件は本当に残念で、悔しい」と声を詰まらせた。

 愛媛県松山市の高校2年の女子生徒(17)は母親と一緒に夜行バスで訪れた。アニメ業界での就職を目指しているといい、「私も京アニで働きたいと思っているので、残念でつらい。なんでこんな理不尽なことが起きたのか、知りたい」と悔しがった。