ガソリンスタンドの従業員に対し、ガソリン購入者の氏名や販売日時、使用目的などの記録化を求める消防局員(京都市南区)

ガソリンスタンドの従業員に対し、ガソリン購入者の氏名や販売日時、使用目的などの記録化を求める消防局員(京都市南区)

 京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件を受け、京都市消防局は25日、市内のガソリンスタンド(GS)に、専用容器でのガソリン購入者の本人確認や記録化を求めた。

 青葉真司容疑者(41)=殺人や現住建造物等放火などの疑いで逮捕状=は、事件直前、現場近くのGSに携行缶2缶を持ち込み、ガソリン40リットルを購入。その一部をスタジオにまいて火を付けた疑いが持たれている。

 消防法令では、ガソリンは従業員が給油する場合に限ってGSでの販売を認めている。入れる容器の種類ごとに容量を制限し、金属製容器なら1個につき60リットルまで購入できる。ただ、身分証の提示や使用用途の確認までは求めていない。

 市消防局は、身分証などで購入者を確認するほか住所、氏名、販売日時や数量、使用目的の記録化をGS側に求める。市内のGSが加盟する府石油商業組合や市危険物安全協会などに要請文を送った。

 この日は、同市南区のGSに消防局員が訪れ、従業員に直接、確認の徹底を依頼した。今後、市内約150のGSに出向いて協力を求める。