蒸し暑い中、むしろの上に梅を広げて天日干しするみこ(26日午前10時30分、京都市上京区・北野天満宮)

蒸し暑い中、むしろの上に梅を広げて天日干しするみこ(26日午前10時30分、京都市上京区・北野天満宮)

 京都市上京区の北野天満宮で26日、正月の縁起物「大福梅(おおふくうめ)」の土用干しが始まった。せみ時雨の中、白衣に緋(ひ)袴(ばかま)姿の巫女(みこ)が梅の実をむしろの上に並べ、甘酸っぱい香りが広がった。

 梅雨明けに行う夏の風物詩。梅の実は6月に境内の約1500本から収穫し、約2・2トンをたるで塩漬けしていた。この日から順次取り出し、1カ月ほど天日干しする。

 本殿前の中庭では、巫女が額に汗を浮かべながら実が重ならないように気を使っていた。左京区から訪れた女性(77)は「昔ながらの光景がいつまでも続いてほしい」と笑顔で作業を見つめていた。

 大福梅は元旦にさゆに入れて飲むと無病息災に御利益があるとされる。事始めの12月13日から参拝者に有料で授与する。