八幡市役所

八幡市役所

 京都府八幡市南部の美濃山、欽明台両地区の住民が12月上旬、同市北部にある市役所まで直通運転するバス路線を求めて881人分の署名を市に提出した。両地区はJR松井山手駅に近く商業施設が多い一方、公共施設が少ないため、高齢化の進展を見越して市に検討を訴えた。


 両地区から市役所近辺へ手続きや検診、文化行事参加などで移動するには、路線バスからコミュニティバスへの乗り換えが必要となる。
 要望書では、車に乗れない高齢者や障害者、子育て世代にとって乗り換えの負担は大きいとし、需要の調査などを求めた。
 市が2008年に直通バスの試行を行った際は、乗降客が少なく継続できなかった。12月上旬の市議会でも議題となり、市は深刻な運転士不足から実現は難しいとの見解を示した。
 呼び掛け人の一人の男性(73)は「高齢化も進み、11年前とは事情が変わっている。公共交通の充実は高齢者の外出機会を増やし、子育て世代が住み続けられる未来にもつながる」と再考を求め、署名活動を続けるという。