若冲をはじめ、多彩な鳥の絵が公開された内覧会(京都市右京区・嵯峨嵐山文華館)

若冲をはじめ、多彩な鳥の絵が公開された内覧会(京都市右京区・嵯峨嵐山文華館)

 鳥をテーマに江戸時代から現代までの絵画61点を集めた企画展「いろトリどり 描かれた鳥たち」(京都新聞など主催)が27日、京都市右京区の嵯峨嵐山文華館で始まる。内覧会が26日開かれ、伊藤若冲や円山応挙らの作品がお披露目された。

 9月9日までの前期展では32点を展示する。若冲の「紫陽花白鶏図」は羽毛が細密に描写された鶏と、やや抽象化されたアジサイが並ぶ。司馬江漢の「群鳥図」には、江戸期の日本に持ち込まれた珍しい鳥が色彩豊かに描かれている。日本画家の中野大輔さん=同区=が企画展に合わせて完成させた屏風(びょうぶ)「ひかりあまねく」は、江戸時代の絵画に学んだ筆致で木に止まるクジャクの親子を表現した大作だ。

 山階鳥類研究所(千葉県)の協力で、作品中の鳥の名前を特定。「色の違うライチョウはどちらもオス」などと鳥の説明も盛り込んだ。QRコードを読み取り、23種類の鳴き声を聞くこともできる。同館は「美術だけでなく鳥好きの方にも楽しんでもらえるよう工夫した」としている。

 後期は9月11日~10月20日でほぼ全作品を入れ替える。有料。火曜休館。