匿名の男性が職員に手渡した手紙と5万円(向日市役所)

匿名の男性が職員に手渡した手紙と5万円(向日市役所)

 師走になると、毎年匿名で京都府向日市に寄付する男性が今年も市役所を訪れた。「体の不自由な方のために役立ててて」などと記した手紙と現金5万円を置いて去ったという。35年以上続き、「まちの天狗(てんぐ)さん」として職員の間では知られている。市は意向に沿った活用を検討するという。

 市によると、4日午前10時ごろ、市役所東向日別館(同市寺戸町)に70代くらいの男性が姿を見せ、「これをお渡しください」と女性職員に封筒を手渡した。職員が名前を尋ねると「それは結構です」と告げ、去っていったという。
 封筒には現金のほか、例年と同様に市長宛ての手紙が入っていた。「向日市のために毎日ご苦労さまです。体の不自由な方々のために役立ててください」と書かれていた。
 1982年から毎年続いており、「市は大変ありがたい」としている。