備長炭で焼き上げられるウナギ(南丹市園部町・布安商店)

備長炭で焼き上げられるウナギ(南丹市園部町・布安商店)

 備長炭でじっくりと焼かれたウナギから香ばしい香りが漂う。京都府南丹市園部町本町の鮮魚店「布安商店」では、27日の「土用の丑(うし)」を前にした26日、従業員がウナギをかば焼きにする作業に追われた。

 明治時代創業の同商店では、27日までに愛知県産の養殖ウナギ約1300匹を焼き上げる。価格は昨年と同じ100グラム1360円で1匹3千円前後。

 ウナギを開いて串刺しにした後、店頭に設置した特設コンロで焼く。担当者が秘伝のたれを丁寧にかけ、色つやのいい、かば焼きが次々と焼き上がっていた。

 養殖に使う稚魚シラスウナギの国内漁獲量が減少しており、樋口雄一代表(55)は「原価は上がっているが値段は頑張らせていただいた。ウナギを食べて夏の暑さを乗り越えてほしい」と話した。