柿屋で天日にさらされる古老柿(11日午前10時7分、京都府宇治田原町禅定寺)

柿屋で天日にさらされる古老柿(11日午前10時7分、京都府宇治田原町禅定寺)

 京都府宇治田原町で、特産の干し柿「古老柿(ころがき)」作りが最盛期を迎えている。丸太と竹で組んだ乾燥棚「柿屋」に、皮をむいた柿が一面に並べられ、天日と寒風にさらされている。

 古老柿は、小粒の渋柿「つるのこ」を使う。田畑の中の柿屋で干した後、むしろの上に広げ、約1カ月かけて仕上げる。途中に何度か、竹製のざるや機械で転がすように振りながら乾燥させると、表面に糖分の白い粉を吹き、濃いあめ色に変わっていく。

 同町禅定寺の奥村重徳さん(49)方では、11日も作業が行われた。高さ約10メートル、幅6メートルの柿屋に、同町産の柿約800キロが並べられ、奥村さんが状態を見ながら柿を転がした。

 今年は「年間を通じて気候に恵まれ、粒が大きく豊作」という。迎春準備を本格的に始める13日の「事始め」に向け、12日に出荷を始める。