中世の油売りの再現衣装を着たメンバーら(東京都千代田区・農林水産省)

中世の油売りの再現衣装を着たメンバーら(東京都千代田区・農林水産省)

 京都府大山崎町の住民グループ「大山崎えごまクラブ」はこのほど、農林水産省(東京都千代田区)で開催された植物油関連の特別展示で、同クラブが復元した搾油機を紹介した。会場には約250人が来場し、絞りたてのエゴマ油を試しになめたりするなど盛り上がりを見せた。

 大山崎町は、平安時代末期に「長木搾油機」を発明したとされ、灯明油を独占販売した商人の組合「油座」の地として繁栄した。同クラブは地元の歴史を守り、伝える活動をしている。

 同クラブによると、8~12日、同省で復元した「長木搾油機」のほか、灯芯やエゴマなどを展示した。メンバー約10人は9日に器具の説明などを行った。うち、代表の永田正明さんら2人が中世の油売りの衣装を身にまとい、搾油の実演も披露した。会場では、食品業界の社員など大勢の人が注目し、絞りたての油をたしなみ、盛り上がったという。

 メンバーらは「今回の展示を通して、大山崎に興味を持ってくれた人たちもいた」「油産業の原点を伝えられた機会だった」などと振り返った。

 8月10日には、同町大山崎の離宮八幡宮で「えごまフェスタ&灯りアート展」が開催され、立木搾油機の展示やエゴマを使ったスイーツを販売する予定。