「どんな点を重視して育てているか」の主な回答

「どんな点を重視して育てているか」の主な回答

 京都府京田辺市が行った子育てに関する住民アンケートで、しつけを重視する親が減りつつある傾向が浮かび上がった。「甘やかさず、過保護にしないこと」を心掛ける親が5割から4割に減った。一方で、子の自主性を尊重する親は増加し、時代とともに家庭での教育方針も子の個性を重視する形に変わりつつあるようだ。

 調査は1月、小学生以下の子がいる市内の親2001人から郵送で回答を得た。

 「どんな点を重視して育てているか(育てようとしているか)」(複数回答)との質問で、一番多かったのは「家族のふれあい」の67%。「自主性を尊重すること」が57%、「個性を伸ばすこと」が54%で続いた。

 一方、2008年度に調査した同じ質問では「お金やものを大切にすること」(64%)がトップだった。次いで「家族のふれあい」(64%)、「友達などとの人間関係づくり」(62%)が並んでいた。

 今回、「自主性」は08年度比14ポイント増で大幅に伸びた半面、「お金やもの」は16ポイント減、「人間関係」も10ポイント減となった。特に「過保護にしないこと」は10ポイント減の38%、「しつけにおいて厳しさを持つこと」は16ポイント減の13%となるなど、子育て姿勢の変化をうかがわせた。

 調査では、働きながら子育てをする母親が増える中、保育所や学童の受け入れ充実を求める回答も目立った。市は「今後の事業計画に役立てていきたい」としている。