アークレイがこのほど発売した小型で高精度の糖尿病診療向け分析装置「ザ ラボ 001」(東京都内)

アークレイがこのほど発売した小型で高精度の糖尿病診療向け分析装置「ザ ラボ 001」(東京都内)

 臨床検査機器メーカーのアークレイ(京都市上京区)はこのほど、小型でありながら高精度で迅速な検査を可能にする糖尿病診療向け分析装置を発売した。クリニックや中小病院を中心に、今後3年間で1千台以上の販売を目指す。

 「ザ ラボ 001」は幅22センチ、奥行き32・6センチ、高さ29・8センチ。糖尿病診療の指標となる血中の「ヘモグロビンA1c」を同社の大型装置と同じ検出原理で測定する。

 検査時は指先から微量の血液を採り、独自技術で微細加工した試薬カートリッジに点着。本体にセットすれば、同社小型従来製品の約5分の1の90秒で結果が分かる。希望納入価格は120万円(税別)。試薬カートリッジは常温で保存できる。

 同社によると現在、国内の糖尿病患者と、糖尿病を強く疑われる人を合わせると約1千万人を超えるとみられ、高齢化も進んでいる。国内販売を統括するアークレイマーケティング(東京都)の福永善浩社長は「少ない時間で、どこでも誰でも高精度な検査が受けられる新しい診療スタイルを提案していきたい」と話す。