火星移住を想定した隔離施設での実習に向けて意気込む京都大の学生ら(京都市左京区・京大)

火星移住を想定した隔離施設での実習に向けて意気込む京都大の学生ら(京都市左京区・京大)

 「火星に建設された宇宙基地」に見立てた隔離施設で、宇宙でのミッションを模擬体験する実習に参加する京都大の学生5人が30日、京都市左京区の京大で事前の記者会見をした。「人類の未来に生かせる経験を積みたい」と抱負を述べた。

 実習は8月5~10日に京大と米アリゾナ大がアリゾナ州の施設「バイオスフィア2(B2)」で行い、各大学の審査を通過した学生がそれぞれ5人ずつ参加。京大からは理学部と工学部、医学部、農学部の男女が臨む。

 B2内には熱帯雨林や海洋、サバンナを再現したエリアがある。実習では、土井隆雄京大教授ら宇宙飛行士の指導も受けながら、火星に人類が10人移住したと想定し、火星の居住施設の建設や食料・エネルギー生産、健康管理などをテーマにミッションに取り組む。

 メンバーの1人、農学部3年久保朋美さん(21)は「過酷な環境に植物がどう適応し、生態系を維持できるか調べたい」と意気込みを話した。