祇園の飲食店で暴力団排除の協力を呼び掛ける捜査員(京都市東山区)

祇園の飲食店で暴力団排除の協力を呼び掛ける捜査員(京都市東山区)

 京都府警は12日夜、京都市の祇園、木屋町地域で暴力団排除をPRするパトロールを行った。指定暴力団の山口組と神戸山口組の抗争とみられる事件が相次ぐ中、捜査員が両地域の飲食店を回り、みかじめ料の要求など暴力団とのトラブルに関する情報提供を呼び掛けた。


 府警は毎年この時期、約200店舗を訪問し、暴力団への金銭支払いを禁じる府暴力団排除条例の周知に取り組んでいる。近年は山口組と神戸山口組の対立が激化しており、11月には兵庫県尼崎市で神戸山口組幹部が射殺される事件が起きたばかり。両組織の関係先がある京都でも繁華街での利権争いや抗争が懸念されるなど、暴力団情勢は緊迫している。
 この日は、府警の捜査員約80人が午後7時から祇園や木屋町の店を1軒ずつ訪問。店員らにチラシを手渡し、「暴力団にみかじめ料を要求されたら連絡して」などと呼び掛けた。京阪電鉄三条駅(東山区)でも通行人に啓発チラシを配布した。