事始めで井上八千代さん(左端)にあいさつする芸舞妓たち=13日午前10時21分、京都市東山区・八千代さん方の稽古場

事始めで井上八千代さん(左端)にあいさつする芸舞妓たち=13日午前10時21分、京都市東山区・八千代さん方の稽古場

 京の花街や旧家が迎春の支度に取り掛かる恒例行事「事始め」が13日、京都市内であった。祇園町では芸舞妓たちが普段お世話になっている芸事の師匠やお茶屋に「おめでとうさんどす」とあいさつして回った。

 東山区の京舞井上流家元で人間国宝、井上八千代さん方には午前10時ごろから祇園甲部の芸舞妓たちが相次いで訪れた。鏡餅がずらりと並ぶ稽古場で手をついて「相変わりませず、おたのもうします」と頭を下げた。

 八千代さんは「来年の都をどり、頑張ろうな」などと一人一人に言葉を掛け、祝いの舞扇を手渡した。舞妓から芸妓への「衿(えり)替え」を17日に控えた朋子さん(19)は「新年は心を入れ替えて頑張りたい。お姉さん方のように、下の子から慕われる芸妓さんになりたい」と話した。