来年4月から有料になる南丹市美山町北の「かやぶきの里」駐車場

来年4月から有料になる南丹市美山町北の「かやぶきの里」駐車場

 日本の原風景が残る京都府南丹市美山町北の重要伝統的建造物群保存地区「かやぶきの里」の無料駐車場が、来年4月から有料になる。管理する北村かやぶきの里保存会が決めた。将来にわたって貴重な景観を保存していくための財源に充てる。

 同駐車場は北村の所有地と借地を合わせて乗用車や大型バスなど計約300台が駐車でき、開設以来、無料で開放してきた。年間二十数万人の観光客が訪れるが、住民の高齢化に伴って観光の恩恵を受ける人の割合が減ってきているうえ、家や石垣などを修理するにも補助金だけで賄い切れないのが現状だ。
 空き家も増える傾向にあり、購入希望者は多いが、地域で守ってきた景観と暮らしが崩壊する恐れがあるため、保存会が所有者と話し合い、空き家を安く譲渡してもらうなどしている。
 地区内で議論を重ねた結果、将来にわたって保存していくには自主財源が必要で、観光客へのアンケート結果からでも理解は得られると判断し、有料化を決めた。1台につき乗用車500円、大型バス3千円ほどの徴収を検討している。
 同保存会の中野忠樹会長(66)は「駐車料金は景観保存に特化して使う。みんなで守れるよう、訪れる人たちにも協力をお願いしたい」と理解を求める。