京都スタジアム完成前イベントで、来場者の車であふれる駐車場(2019年11月17日、京都府亀岡市保津町)

京都スタジアム完成前イベントで、来場者の車であふれる駐車場(2019年11月17日、京都府亀岡市保津町)

 2月に開業する京都府立京都スタジアムの交通渋滞対策について、亀岡市の桂川孝裕市長は12月に開かれた市議会一般質問で、市内のJR山陰線駅周辺に駐車場を確保し、電車でスタジアムに向かう「パークアンドライド」を検討する考えを示した。並河、千代川の両駅を想定し、中心市街地への車流入を抑制する。

 Jリーグ京都サンガFCの試合では平均1万人の来場者が見込まれ、府はスタジアムから市街地を出るまで最大1時間超かかると想定している。府と市は公共交通の利用を呼び掛ける一方、渋滞対策を検討してきた。
 市は、車での来場者に対し、京都縦貫自動車道大井、千代川インターへの迂回(うかい)を呼び掛ける方針。両インターに近い並河、千代川駅周辺で車を止め、スタジアム最寄りの亀岡駅に向かえば、5分程度で到着できる。渋滞抑制と共に、来場者の利便性も確保できる。
 一般質問では、市議から鉄道を生かしたパークアンドライドの提案があり、桂川市長は「ぜひともそういう位置づけで、並河、千代川駅周辺で駐車場が確保できればと思っている」と述べた。亀岡より京都方面寄りの馬堀駅は「電車が混雑し、乗客が乗れない恐れもある」として、消極的な考えを示した。
 ただ、並河、千代川駅周辺に既存の一般駐車場は少なく、グラウンドなどに臨時駐車場を設けるにしても、利用者の理解が必要になる。スタジアム開業まであと1カ月に迫ったが、渋滞抑制の具体策は公表されていない。