京都刑務所(京都市山科区)

京都刑務所(京都市山科区)

 受刑者に熱湯を掛けるなどの暴行を加えてけがを負わせたとして、特別公務員暴行陵虐致傷罪などに問われた元京都刑務所看守の男(33)=懲戒免職=に対し、京都地裁は13日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。入子光臣裁判長は「刑務官の職務執行の公正さに対する一般国民の信頼を大きく損なう犯行で、強い非難は免れない」と述べた。

 判決によると、3月2日、男性受刑者に鎮痛消炎剤を陰部に塗らせ、同18日には洗剤の空容器に入れた湯を上半身に噴射しやけどを負わせた。また、同6~18日には、別の男性受刑者に計8回、同容器に入れた水を尻などに噴射し、土下座などを命じる陵虐、加虐行為をした。

 入子裁判長は、犯行は「被害者の人格を無視した卑劣なもので、常習性もある」と指摘。動機は、被害者を従わせるためやストレス解消が目的だったとした。