【資料写真】京都市議会議場

【資料写真】京都市議会議場

 京都市議会は13日の11月議会本会議で、妊娠中の森かれん市議が着席したまま挙手で採決に参加することを許可した。妊娠を理由にした許可は京都市議会では初めてという。

 本会議終了後の記者会見で、山本恵一議長が明らかにした。市議会では起立採決が慣例だが、森市議から申し入れがあり、許可した。4日の代表質問でも飲料水の議場への持ち込みを初めて認めたという。

 山本議長は「今後も状況に応じて柔軟に対応していきたい」と話した。森市議は「皆さんの配慮に感謝している。女性議員が活動しやすい環境づくりが進んでほしい」としている。

 議員は労働基準法など法的な産休や育休の適用外で、対応は議会によってまちまち。出産の前例も少ない。京都府内では、大山崎町議会が2017年12月、母体保護の配慮から出産直前の町議が着席したまま再質問や採決時の討論を行うことを初めて認めた。東京都の区議らを中心に地方議員の任期中の妊娠や出産を支援する「出産議員ネットワーク」が昨年でき、相談窓口が開設された。