新名神高速道路の城陽ジャンクション付近(2019年5月、京都府城陽市寺田)

新名神高速道路の城陽ジャンクション付近(2019年5月、京都府城陽市寺田)

 国土交通省は13日発表した2019年度補正予算案に、新名神高速道路の大津―城陽ジャンクション(JCT)、八幡京田辺―高槻JCTの6車線化を加速させる財政投融資5500億円を盛り込んだ。

 新名神の両区間は計35キロあり、23年度に暫定4車線で開通することが予定されている。今回の補正予算案はトンネルや橋りょうなどの大型構造物は先行して6車線分を建設しておく内容で、将来の拡幅がスムーズに行えるとしている。事業費は約4千億円で、低利子の財投を活用することで財源を確保する。

 大津市で散歩中だった保育園児の列に車が突っ込んで園児ら16人が死傷した事故を受け、未就学児の交通安全緊急対策などにも約260億円を計上した。歩道や防護柵を整備するほか、スピードが出ないよう道路幅を変えたり、路面に凹凸を設けたりする。

 6車線化を要望してきた京都府の西脇隆俊知事は、「(城陽JCT付近への)新物流システムに対応した拠点の誘致にも弾みがつく。地元調整や用地買収など最大限協力し、新名神を活用した人流・物流・産業の拠点形成に取り組む」と歓迎した。滋賀県の三日月大造知事も「京阪神地域へのアクセスが強化され、県内の南部・甲賀地域などで工場立地が進むなど、産業経済活動のさらなる活性化につながると大変期待している」と早期整備に向け協力する考えを示した。